もはや日記とかそういう次元ではない

2017年も宜しくお願い致します。

ヤバいのヤバさ

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今日も寒さがヤバいですね

 

寒さがヤバい時は、やはり暖かい毛布の中がヤバいです。ヤバい毛布から全く出れず、最近、毎朝ヤバいことになってます

 

 

それにしても、ヤバいという単語の汎用性が、いよいよヤバいことになってきています

 

 

その汎用性たるや、数年前のヤバいよりも格段にレベルアップしてる感じがします

 

今や めちゃくちゃ美味いラーメンはヤバいラーメンで、めちゃくちゃ不味いラーメンもヤバいラーメン
ウサインボルトもヤバいし、佐々木希もヤバい。ピザポテトもヤバいしギャラドスも通り魔もボディコンも隕石もヤバいです

じゃあ、何かしらの程度が際立っているものがヤバいなのかと言えば、 中途半端なものも、何と "ヤバい" なのです
特徴のないプロレスラーはヤバい。何もない日常はヤバい。豚骨ラーメンはヤバいけどゴボウうどんは逆にヤバい

 

そう

ヤバいの対義語は、あろうことかヤバいだったのです

 

世の中の “状態”は、一様にヤバいのであり、一見ヤバくないように見えるものは、実はヤバい

 

 

この、ヤバいがヤバくなっていく流れが加速すれば、数年後にはビジネスシーンにおける会話も

「いやあ、景気がヤバくて需要がヤバいですね、一方の供給側は逆にヤバい状態なので、来月の価格はかなりヤバいかもしれません。早めに動かないと逆にヤバいかもしれませんね」


というかなりヤバい感じになっていることでしょう。こんな会話をしながらヤバいオジサン達がヤバい眉間にヤバいシワを寄せてヤバい鼻毛を詳らかにしながらヤバい眼鏡を掛けてヤバい空気感でヤバい交渉をしているわけです

 

こうして多くの多様な言葉達は、“ヤバい” という進化を続ける汎用性の高い究極のコモディティに取って代わられます

 

そんな中、ヤバいよりもヤバい単語があるとすれば、それは “鬼”という単語でしょう

 

この鬼という単語はヤバい並にヤバいです。ウサインボルトは鬼、イチローは鬼、マンモスは鬼、二日酔いの日の朝飲む味噌汁は鬼、うんこを道端でする奴は鬼、それを食う奴は鬼、殺人鬼とかに関しては生粋の鬼です
では鬼でないもの、つまり机やグミや藻と言った類いの物はどうかと言えば、無論、鬼です マンモスは鬼ですがロバは鬼で、ヤギとヒツジも鬼、

一方でアルパカに関しては鬼です

世の中の物(事)は一様に鬼です

 

 

もうこの、鬼とヤバいが有る限り、この世のあらゆる状況を全て、正確に描写できたも同然です

「ボルトは足が早い」は「鬼がヤバい」

「部長マジで怖い」は「鬼がヤバい」

「凄まじい雪崩でスノーボードの達人が消息を絶った」は「ヤバい鬼で鬼の鬼がヤバくなった」です

 

このまま鬼とヤバいが進化を続け、あらゆる単語を飲み込んで行くと
人々の会話は

「鬼ヤバいですね」
「うんマジで鬼がヤバい。でも鬼がヤバくない?」
「ええ、鬼がマジでヤバいですね。」

といった塩梅になってくることでしょう

 

 

短歌などという古き良き文化が辛うじて残っていようものなら、それこそ

鬼ヤバい
鬼のヤバさが
ヤバ過ぎる
ヤバい鬼すら
ヤバさ鬼なみ

 

で世の中の風情・皮肉・伝統・文化・苦悩・官能・エロス・絶望・輪廻・エロス・悲哀・焦燥・エロス・エロス・官能・エロスまで全てを表現できてしまうのでしょう

 

 

やがて、鬼とヤバい以外の単語は全てキレイに駆逐され、

さらには、「鬼がヤバい」状態を表す、より包括的な高次元の単語として「ヴォへい」が地球に出現し

人々の会話は、
「ヴォへい?」
「ヴォへいヴォへい」
「ヴォへい、ヴォへい★ヴォへいЙ」
「ヴォへい☆●ш」

となっていき

 

そしてついに、“ヴォへい” 状態を表す、究極の単語、アルティメットワード、

 

「ヴ」 が発案された時に、ヒトという種は、次の次元へとstep upします

 

 

 

群で生活し、「ヴ」といううなり声を互いに共鳴させるだけのヤバい二足歩行、ヒト

 

 

 

多様な言葉を失ったヒトのテクノロジーはみるみるうちに衰退し

 

倫理は消え

 

法は消え

 

思考は消え

 

次第に服を着用することをやめ

 

身体は体毛に覆われ筋肉は発達し

 

木の実を主食とする生活様式へ移行します

 

この頃には握力も400kg近くなり移動はナックルウォーク

 

標的が近づくとウンコを投げつけ、夜はそのウンコの上で寝るようになります

 

やがていつの日か、

 

ヒトは、マウンテンゴリラを見て、

 

漸く、

 

恥を知るのです

 

その昔、彼らを、

 

“進化前の” 生き物だと勘違いしていた

 

 

大いなる恥を