風邪なのか花粉症なのか結核なのかイボ痔なのか何なのか、原因の全く分からない発熱により数日間苦しんでいたのですが、どうにか復活しました。たぶんイボ痔だったんだと思います。こんにちは
さて苦しんでいる最中に後輩の一人から、「会社を辞めたいが迷っているので話を聞いて欲しい」と連絡がありました。これに関して、今日は初めて真面目にブログを書きたいと思います
彼は、会社がつまらなくて毎週月曜が辛過ぎて、いや日曜の夕方から辛過ぎて死にそう、とのことでした。恐らくゴリゴリのプロサラリーマンをやったのちに突然サラリーマンを辞め、道を見失い宇宙の狭間を漂う怪しい生命体と化したKumagaiさんなら、何かサラリーマンを辞める決心をする為の、背中を押してくれるような気の利いた一言を言ってくれるだろうとそういう期待があったのだろうと思います
しかし、会社員生活に不満があるのは充分に分かるものの、不満を感じているからと言っていきなり「サラリーマンであること」自体を否定するのはいくらなんでも大胆過ぎやしないだろうか と思うわけです。
自分の、職場の環境を改善する為に出来ることは全てやった上で、「サラリーマン」という就業形態自体に問題を感じるに至ったのか。徹底的に、色々と試してみたのか
というわけで誠に僭越ではありますが、彼にいくつか提案をさせて頂きたい(ラインは見事に既読スルーしておいてこんなとこに書くなよ、と怒られそうですが)
まず、職場の環境から何かしら不満を感じる、というか若手が漠然と嫌な気持ちになる原因の1つには、上司との関係があると思います。上司が怖い。
しかし、怖いと言っても、何もナイフで刺してくるわけでは無いし、親族を撲殺してくるわけでもない。怒られたり何やかんやされる状態が嫌で、勝手な想像で「怖い」というありもしない感情を自発的に作り出しているのが本質でしょう。全ては、捉え方次第
というわけで、先ずは上司に対して変な恐怖を感じないよう、上司にアダ名を付けるところから始めると良いと思います。「ウサたん」でいきましょう。ウサたんがどんなに怒ってても、可愛いものです。
さらに上司よりも上の、部長クラスの人はもっと怖いでしょうから、もっと可愛いあだ名を付けてあげることが大切です。「ミルキーピンクちゃん」と呼びましょう。ミルピンちゃんです。ミルピンちゃんと呼んだ瞬間、感じる必要の無い不必要な恐怖は瞬く間に消えます。
次長は別に元々怖くないと思いますので、もう彼にはどんなあだ名を付けてあげても大丈夫です。「エログロバーコード」でいきましょう。ポイントは、フサフサでもバーコードと呼ぶことです。
もしも貴方よりも更に下の、新入りの後輩がいるのであれば、その後輩のことはは徹底的に威圧するようにしましょう。怯え上がっている後輩を見る事で自らの確固たる地位を確認することが出来、雄としていくぶんか精神的には楽になる筈だからです。先ずは「テメェ」と呼びましょう。 仲良くなってきたら「ボケナス」と呼びましょう
自分のあだ名は「総帥」にするべきです。あ、僕小学校の時から総帥って呼ばれてるんで と何食わぬ顔で発表すれば相手もそう呼ばざるを得ません。
さて、このように呼び方を変えるだけで職場での気分はだいぶ違ってくると思います。ウサたんから総帥に降って来た仕事を、総帥がボケナスに振る。 何て事はありませんね
そんなウサたんも、ミルキーピンクちゃんの顔色を伺うので必死です。横にはエログロバーコードがちょこんと座ってます。ボケナスが震え上がってます。恐らく、総帥にとっては、何のストレスもない職場です。
ウサたんというあだ名をつけるタイミングで、あだ名に関し何か反対をされてしまうようであれば、そこは強気に、「最近の若者は...とか、ゆとりは...とか言う前に、まずは若者の心をガッチリ掴む為、立派なウサたんになってみてはどうですか?僕たちだって、それが本物のウサたんだと思えばついて行きますよ。」と、やたら理路整然とウサたんについて説きましょう。
モノホンのサイコパスだと思われてそれ以上の議論は起こらないはずです
さて、これである程度気分は変わったと思いますが、まだ会社に行くのが嫌なのであれば、それは何かしら必要以上の、何か不必要な、しきたりに近いものが貴方を苦しめているからかもしれません
例えば、取引先とのメールの最初につける「平素大変お世話になっております」これが貴方を苦しめているのかもしれません。意味が無いので、やめましょう
あとメールの最初に相手の名前をつけるあれもやめましょう、ToとCCをちゃんと使い分けて対応しましょう。あとメールの最後に送り主を入れるアレもやめましょう、アドレスから誰か分かる筈なので大丈夫です
あと堅い表現は疲れるのでやめましょう。っていうか意味がないやりとりは、全部やめましょう。あと思ってることはちゃんと言いましょう。顔文字は積極的に入れましょう
貴方が今、職場で送っているメールはこんな感じでしょうか
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没豚便所株式会社
木内様
平素大変お世話になっております。
先日はお忙しい中貴重なお時間を頂戴し、誠に有難う御座いました。
御社と弊社の取り組み方針について多角的に議論をすることが出来、極めて有意義な時間であったと存じます。
さて、ご提案頂きました御見積もりの件ですが、本価格にて進めることが可能か、今一度、上長含め弊社内確認の上、近日中にこちらから折り返しご連絡をさせて頂きたいと思います。
弊社としても原料コスト含めた状況が芳しくない状況が続いており、苦しい回答となってしまう可能性も御座いますがご了承頂ければ幸いです。
今後とも、引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。
溝口
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堅苦しいし、伝えるべき事に比してメール作成に必要な労力がスゴいですね。。これでは仕事が苦しくなってしまうのも仕方がありません..
こんな感じにしてみると良いと思います
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見積りアザっす。ってか、高っ!!(笑)
一回ウサたんに聞いてから、
また連絡するね(V)o¥o(V)♡
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すんんごく短くなりました。
打つのが短くなった上に、こちらの思いはよりストレートに伝わっているのでトータルとして結論にたどり着くまでに削減された時間は計り知れません。
これで少しはストレスが解消されるのではないでしょうか?
こんな感じで、窮屈に感じている、嫌だと思っている、オカシイと思っている、なんか気になる ことをドンドン自分勝手に変えてみましょう。
ネクタイを外し、羽織袴で出社し、RAP調に交渉し、会食は行きつけのBAR。金髪ロン毛のドレッドにピンクのエクステを付けて、鬼殺しのパックのやつをバコバコ飲みながら葉巻きをくわえ、社内で無邪気にミニ四駆を走らせながら、「あ、ウサたんだ!チュウしよ〜♡♡」
すると貴方のあだ名は、総帥から「ワイルドモンスター」へ、そしてやがて「Mr. 懲戒免職」へと変わっていくでしょう。
こうなれば貴方がもともと抱えていた、「会社を辞めようかどうか迷っている」という謎の悩みは、全くの杞憂となります。迷う必要は全くありません。クビです
さて悩める後輩君へ、これが僕の精一杯の提案となるのですが、少しでも助けになれば幸いです。
ちなみに上述の提案はサラリーマンだった時の私が恐怖のあまり試すことの出来なかった偏屈な理想の数々であり、懲戒免職までに綴る数奇な世界は、未だ見ぬユートピアです。健闘を祈ります。