もはや日記とかそういう次元ではない

そう、それは日記という既存の枠組みに一切捕われることのない、余りにも宇宙的でユニバースな、それでいてユニバーサルでユニセックスでリバーシブルな、日々の出来事を綴る、例のあれ。日記。

犬が恐くて、どのように接すれば良いか分かりません

 

物心ついた頃から怖いです。 チワワだとか小さめのサイズのやつであれば、「いざ戦闘になればこちらに分がある」と思えるので精神的にも余裕があるのですが、ある程度以上のサイズになると厳しいです

いざ戦闘になった場合に、足元をすくわれかねない

  

それこそゴールデンレトリバーとかそういうサイズになってくると、明らかに相手側に分があるな、普通に総合ルールでやったら負けるな、と感じます。あれを前にして、ふぅんんぅん~♪ と猫なで声を発しながら接近し首元をスリスリする人たちは何を考えているのか未だに理解できません

 

 

まずそもそも、僕は、犬が何を考えてるのか全く分からないんです。


ハアハアと息を刻みながら、こちらを見つめてくる四足歩行、そう彼らは尻尾をフリフリしながらこっちを見つめてきますが、彼らが殺してやる と思ってるのか、餌をくれと思ってるのか、アライアンスを結びたいと考えているのか、技術力のある企業に投資したいと考えているのか、何を考えているのかが全く分かりません。サイコパス、


そう完全なサイコパスです。それが、なにより怖いんです

  

 

では例えば、言葉の全く通じない国に行ったとします。仮にニジェール共和国にいったとしましょう。休暇を活用して一人旅に出たとします。

都会の喧騒を離れ、ニジェール共和国で大自然の息吹を感じながら、岩場に腰掛け、持参した水筒に入れた水をゴクリと飲んでいたとします。

 

ちょっとした丘に登ったので、街 ー街と言っても数十の農家の集まる小さな集落 を見下ろし、明日はどこに行こうかなと思いを巡らしています。

ニジェール共和国の名産品は、「イロリド」と呼ばれる藁で作られた人形。ウェムカッチャ地方に行けば、職人達がこの「イロリド」を作っている姿を直接見ることが出来る。

よし、明日はウェムカッチャ地方に向かって7時間近く電車に揺られてみようかしらと思い立ち上がると目の前に全裸で毛むくじゃらの現地人と思われる男性が四つん這いでハアハア言いながらこちらを眺めていました、どうですか?

 

 

 

その状況で、「もしかしたら殺されるかもしれない」などという想定をしているようでは危機管理能力が甘いです。実際の危険度はそんなもんじゃない、正しい認識は

 

  

「もしかしたら、殺されないで済むかもしれない」


です。命が助かれば御の字

 

 

それくらい意思疎通の出来ない四足歩行のハアハアサイコパスは、危ないんです。そんな危険なサイコパスに、フゥゥ~んんん♪ と言って接近していく人達は、やつらの職業は、スタントマンなんですか?スタントマンなんですかね? スタントマンということで良いんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタントマン、という前提で進めます

 

 

 

 

そして犬の活動の中で、もう一つ僕の理解の範疇を超えてしまっているものを挙げると、ハアハアに留まらずペロペロしてくるあれです。彼らにとって、僕ってあくまでビジネスシーンで出会った見知らぬ男性ですよね?

やはり、なんの前触れもなくペロペロしてくるのは、気がふれてるとしか思えない

 

 

じゃあ例えば、言葉の全く通じない国に行ったとします。カーボベルデ共和国に行ったとしましょう。あなたは大学4年生、就活も終わったので卒業旅行とばかりにカーボベルデ共和国へ、独りで出かけました。

 

カーボベルデ共和国にたどり着く為には、まずモスクワまでのフライトが8時間、モスクワでトランジットしそこからケニアへ9時間、そしてケニアからは陸路を11時間バスに揺られなければいけません。

 

しかしあなたが出発した後に出発したあなたの弟は、伊丹空港からカーボベルデ共和国までの直行便が出ていることを発見し、これに乗ることでカーボベルデ共和国へはあなたと同じ時間に到着しました。あなたの弟は、あなたが出発した何時間後に家を出たのか、求めよ。但し、伊丹からの直行便は、あなたが乗ったモスクワケニア間の便の1/2の速度で移動するものとする。

 

問2、弟が伊丹空港とカーボンベルデ共和国を4:6に内分する点まで到達した時、点Pはすでにカーボンベルデ共和国へ到着していた。点Pとは、何か。

 

 

 

それくらい、見知らぬペロペロは怖い。怖いです

恐るべし恐ろしさ  

 

繰り返して申し訳ないですが、フゥゥゥウウ〜ん♪ と甲高い声をあげながら接近する動機が知りたいです。いったい何を考えているんd? d?

 

 

というか正味な話、今までの人生で、“全裸でハアハアしながらペロペロして、腰をふってくる生き物” はAV男優しか見たことがないんですが、彼らはつまるところ、AV男優なんですか? AV男優なんでしょうか? AV男優ということで良いんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタントマンという前提で進めます

 

 

 

 

 

もう一気に勢いよく書き過ぎて今自分が何を書いているのかさっぱり分からなくなってるんですがしかし僕はやっぱり彼らが怖いんです本当に怖い。 他にもいっぱいありますよ怖いところ。道端でウンコをするとこ、急に走るところ、急に吠えるところ、エトセトラ、 口だって全然閉じないじゃないですか、カバもワニも基本的には閉じてるのに、デフォルトで開いてるの犬だけですよ。 閉じて?普通に。

 

 

 

というか、犬の、あの鋭利な歯をみましたか?あの大きな口と、鋭利な歯。あれはどうみても人間じゃない。およそ人間とは思えない。あれは絶対に人間じゃない何かだ....そう思うんです。そう思いませんか?涙

 

 

 

 

 

追伸:

犬への恐怖から身悶えし、しかし勇気を振り絞って、自分はスタントマンなんだという前提でやけくそで犬に触れてみると、自分の抱いていた恐怖やリスクとは程遠い、生暖かい哺乳類のぬくもりに触れるんです。犬は相変わらずハアハア言ってるだけですが、僕が触っても相変わらずハアハア言っているその姿をみて身体の芯から、安心感と愛情が爆発するのを感じるんです

 

あんなに怖いと思ってたけど怖くなかったというそれだけで急に犬が好きになってスリスリしたくなる、ペロペロだって嬉しい。ああ、ついに犬と会話できた

 

 

犬は事前にも事後にもただそこにチョコんと座って一貫してハアハアしているわけですが、その間、何を考えているのかは相変わらず一切分からないわけですが、自分は自分の中で勝手に作り出した犬の偶像と対話し、勝手に、犬と何かが分かり合えたような錯覚を起こすんです、身勝手だなと思います

自分は勝手に犬はこうだと想定し、勝手に犬はこうだったと結論し、そして勝手に好きになったり嫌いになったりすることが出来る。いつだって犬の一部しか見てません。この調子だとその辺の自動販売機のことも好きになってしまうんじゃなかろうか

 

 

つまるところ、言葉を交わすことの出来る人間だって、同じなのかもしれないと思ってしまうんです。彼の発する言葉は犬のハアハアと同じで、彼の発する言葉は犬の鋭利な歯と同じかもしれない 

彼の言葉を勝手に解釈し、彼の言葉を勝手に解釈し、自分の中で、勝手に解釈する。いつだって彼の一部しか知らないのに勝手に解釈して、彼の本質を知ったと錯覚する。会話の出来ない犬を好きになれる我々にとって、よく知らないベッキーと舛添さんを嫌いになるなんてワケないことです。 だって、全ては自分の中に勝手に作り出した彼という名の偶像との対話。無意識の、哀しいマスターベーション..  

 

ふとそんなことを思わせてゾッとさせてくるから、無垢な犬が非常に怖いです。  ちょっと変ですかね?