もはや日記とかそういう次元ではない

そう、それは日記という既存の枠組みに一切捕われることのない、余りにも宇宙的でユニバースな、それでいてユニバーサルでユニセックスでリバーシブルな、日々の出来事を綴る、例のあれ。日記。

今まさにLineブログに乗り遅れようとしている

 

Lineのブログサービスを利用出来るのはこれまで芸能人だけだったらしいが、それが一般ユーザーにも開放されたらしい

  

【LINE BLOG】著名人向けブログサービス「LINE BLOG」、本日より一般ユーザーもブログを開設可能に | LINE Corporation | ニュース

 

 

これが結構凄いことになるともっぱらの噂で、知り合いのweb関係の人が次々とLineブログを始めている。Twitterをボケっと眺めていると、Lineブログ更新しました!みたいなのがたくさん流れてくる。どう考えても流行っている。これはまずい。私もこうはしていられない。Lineブログを始めたい。書きたい

 

 

しかし一般公開されたのはもう1週間も前のことで、スピード感あるwebの世界において、このタイミングでのLineブログの開設は早くも「今さら」感が出てしまうかもしれない。乗り遅れたのかもしれない

 

アワアワ・オヨオヨしているうちに、乗り遅れる。あ、そういえば、少し前にnoteとかいうサービスに書き込む人が増えていて、良いなあ書きたいなあnote良いなあと思ってオヨオヨと指をくわえて見ていたら、しっかり乗り遅れてしまったということもある。あれと同じだ。また乗り遅れたのだ

 

 

“本当は興味があるのに始めるタイミングが分からずモジモジしてしまい、そうこうしている内にビッグウェーブを逃し、結果的に周りがみんなウェーブに乗っている中で1人取り残されてしまい、今さら始めるの格好悪いかなと変に気にする余りいよいよスタートすることは出来ず、結果的に謎の意地を張って「いや、俺、別に興味ねぇし。」「マジで興味ねぇから。」というスタンスを取るはめになってしまい、しかし実際のところ、めっちゃ興味ある。引くぐらい興味ある。”

 

 

これを、ひたすら繰り返している。もう何回目だ。Lineブログやnoteだけではない。振り返ればfacebookだってそう。周りが次々とfacebookを始める中一人だけ全く始めずに意地を張り、「え?別にsnsとかどうでもいっしょ。結局はリアルだよ、リアル。リアルが大切なんだよ」と意味不明な思想を説き続けた。「facebook?しょーもな。」

 

しかしいよいよfacebookをやってないと日常生活に支障をきたすぞ、友達減るぞ、会話についていけなくなるぞヤバいぞと危機を感じたタイミングで、結局、耐えきれなくなって、facebookを始めたのだ。最後発。あれだけ「興味が無い」「必要が無い」と虚勢をはっておいてから、結局始める時の、あの恥ずかしさ。どの面さげて始めとんじゃボケとイジり倒したい。自分を

 

しかもfacebookに至っては、始めた時にfacebook特有の「実名登録」のノリを全く理解しておらず、最後発であるハンデを覆すべく一発逆転を狙って「アンチョビ・バルタン」という名前の中国在住の女性(89歳)としてキャリアをスタート、友人に友達申請を連射したもののスパムだと思われてすべて却下されてしまった過去を持つ。あの空気読めてない感。あの恥ずかしさ。分かりますか?意地を張っていた分、恥ずかしさにレバレッジがかかってしまってるんです。最もいけないコジらせ方の典型例。絶対ダメ。

 

 

 

というか、このパターンはよく考えたら過去にいくらでもある。ワンピースの時も同じだった。ワンピースって漫画が面白い、めっちゃ泣ける、アラバスタ良かったわ〜 と周りが言っている中、物凄い興味がありつつも最初の数巻を読み遅れてしまったことにより意地を張ることを決意。「ぁ?ワンピース?小学生向けの漫画っしょ?」 と上から目線で鼻糞をほじりながら、入念に斜に構えた。「俺はマジでそういうの興味ねぇから。」「普通に、哲学書読んでる方が落ち着くわ」

 

しかし周囲のワンピース熱はグングン高まっていき、頂上戦争に突入するともう、頂上戦争がヤバい頂上戦争ヤバいと連日の大騒ぎ。さすがに会話に全くついて行けないのが寂しいし、いくら何でも興味があり過ぎるしでいよいよ耐えきれなくなり、頭を抱えながら漫画喫茶へ駆け込んだ

 

 

そこからはもう、世界が、変わったのである。小学生向けの漫画? ふざけるものイイカゲンにしてほしい。号泣。号泣である。何回泣けば良いんだ。泣き過ぎてなかなかページが進まない。ほんでもう凄いキャラがドカドカ出て来て、マルコぉおお! 白ひげええええ! エーースぅぅうう!! となって頂上戦争へと突入し、マンキツで1人、ウオオオおオンと唸り声をあげたのだ。くそ面白い。最高。最高の漫画でございます。3時間パックで入った理由が一切分からないほどに延長を繰り返し、気付いたら徹夜。

しかし翌日、友人からワンピース面白かったっしょ?と聞かれ、意地を張り続けた手前今さら引っ込みのつかない私は、咄嗟に答えたのだ

 

 

「まぁ、思ったほど悪くは無かったわ。でも、俺はやっぱレベルEかな。」

 

 

 

 

この男性を厨二病と呼ばずに、なんと呼べば良いですか? 恐ろしくしょうもないコジらせ方だ、終わっている。末期としか言いようがない。まぁ悪くなかった?ワンピースよりもレベルEの方が面白い?お前昨日ワンピース読んであんなに号泣してたじゃねえか。お前、レベルEの内容なんて全然覚えてねえじゃねえか

 

しかし、もはや制御不能の自分はとどまる事を知らずに意地に意地を重ねて爆走する 「いやあ、ワンピース、明らかに大衆向けに描かれてんじゃん?それよりはやっぱ冨樫の隠れた名作レベルEのが、全然面白いと思うけどね。何て言うか、ワンピースには、メッセージ性が無いっしょ?なんか上辺のテクニックだけで泣かせてくるっていうか。」

 

 

そう、それは「自分は他と違うんだ」、「ミーハーじゃないんだ」、「俺は特別なんだ」と主張したいだけの余りにも愚かな人間による、余りにも愚かなポジショントーク。彼はもはや会話の内容ではなく、会話によって「どう思われるのか」しか気にしていない。その結果、謎の理論が、気持ち悪い不気味な理論が次々と、泉のように出てくるのだ。意地の上塗り。メッセージ性がねえ。リアルじゃねえ。売れ線。俺は違う、俺は違う、俺は違う... 

偏屈な自意識が意地という形で吹き出し、収拾がつかない。上辺を撫でているだけのチンカスは、一体どっちの方なのか。 胸に手をあてて考えて欲しい。おい、そこのチンカス。お前のことだよ。me

 

 

 

もはや彼は素直に何かを楽しむことが出来ないのだ。皆と一緒のことをして楽しかったと言うことが出来ない。流行りに乗っかることが出来ない。でも本当は、一緒に盛り上がりたい、流行りに乗りたい、流行りに乗りたいんだ

皆と一緒で良い、ミーハーと思われたって良い、流行りに乗っかってるだけの奴と思われても良い、 良いんだ。ひねくれる必要は無いんだ、いやそんなことは頭では分かっている。分かってるんだけど、でも、でも、でm dm...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

そういうわけで、Lineブログは始めない。ってか、そういうの興味ねぇから

 

え、ってか文章なんて、どこで書いても一緒っしょ?大切なのはどこに書くかじゃなくて、何を書くかだから。マジで 

 

 

  

 

 

yeah