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もはや日記とかそういう次元ではない

己の自己顕示欲を満たす為だけにこの世で最も価値の低い情報をかき集め不特定多数の老若男女に対し一方的に送りつけるアレです。社会のレールから逸脱し路頭に迷う、悲しみのピエロマンがお送り致します。

初めての執筆の仕事は「リーマンマイクという音楽グループをサンリオピューロランドにて取材する」というものだったが、見事にやりとげたので取材記事をアップします

 

※ 長文失礼致します..

 

 

 

 

1章:依頼

 

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私がこの依頼に食い付いたのは、何と言ってもこれが依頼ではなく ”提案”  だったからである。

 

「この私を取材してはいかがでしょうか?」  

 

 

こんな質問文が、理論上、存在し得るのだろうか

 

 

 

 

しかし今冷静に振り返ってみると、結果的にこのやり取りの更に本質的な問題は、「ツッコミ不在」だったことだと反省する

 

 

依頼主の余りに斬新な提案に対して驚き、身構え、身の程も知らず本能的に負けじとストロングスタイルを貫いて返信し続けてしまった。その結果、収拾がつかなくなってしまった感は ある

 

 

せめてこの、場所の提案に対してだけは「ぅぅうううおおーい!!なんでやねんっ!!ピューロランドてオイっ!!喫茶店でええやないかワレェぇぇぇ!」と、さながら河内のオッサン風にツッコむべきだったと後悔している ピューロランドは意外と遠いのだ

 

 

 

 

 

このような経緯にて、 私の初めての執筆の仕事は、サラリーマンである傍らリーマンマイクという音楽グループにて楽曲制作に勤しむ人気アーティストを、サンリオピューロランドにて取材する というものになった

 

 

 

”リーマンマイク”

彼らは渋谷・六本木界隈を中心にサラリーマンの心を鷲掴みにし、圧倒的な地位を確立しているユニット

 

前職の会社内で若手中心に流行っていたので私もよく知っていた。Hip Hopと笑いとエロとエリートの要素を、極めて絶妙に配合した次世代型アーティストだ

 

 

www.youtube.com

 

 

 

依頼主はこのリーマンマイクに所属しIQ140を誇る天才、石原ロックフェスティバルという人間

 

 

 

 

 

後にも先にも、これが私にとって「執筆」を仕事とした唯一のログとなってしまいそうだが、それに相応しい非常にチャレンジングな仕事であると確信した

 

 

 

 

 

2章:当日の朝

 

 

当日の朝まで、本当にこの取材は実現するのか、本当に彼が来ているのか、どこまでネタなのか、え?これドッキリ? と諸々不安であったが、それが全て杞憂であったことを知ったのはピューロランドの入り口付近に着いた時だ

 

 

 

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まず私はこの、「ピューロランド前でグラサンのアーティストが物凄い格好良くポージングをしていて非常にスタイリッシュである」という彼の渾身のボケを、これでもかという程にスルーして低めのテンションで言った「お疲れさまです、熊谷です」

 

 

恐らくその姿勢で5分以上そこに立っていたであろう石原ロックフェスティバル氏に驚いたことは間違いないが、しかし「いや、どんだけっすかww ってか何でピューロランドなんですかww いや、めっちゃシュールですやんwww」と言って相手の思惑通り笑ってしまえば、ジャーナリストとして負けだという考えが根底にあった

 

 

 

これは書くべきことかは分からないが、正直に言えば、最初のメッセージを受け取った瞬間にジャーナリストとしてある程度先方の意図が掴めたのだ

 

 

 

きっと、サンリオピューロランド内で、メルヘンチックな雰囲気の中、彼が音楽について独自の世界観を淡々と語っていくシュールなシーンを、ひたすらジャーナリストである僕が聞いて文字におこしていく という、そういうやつがやりたいんだろう きっとそういう事だろうそうに違いない と

 

 

 

 

 

しかし、そんな容易く相手の思い通りにさせてたまるものか

 

 

 

私にもジャーナリストとしての自覚と決意、そして覚悟があった。ジャーナリストたるもの、対象物の外的側面やその表面的メッセージに踊らされることなかれ これは僕がジャーナリストを始めた時の師範が、死に際に私に授けた言葉だ

 

 

取材をして相手の発言をそのまま文字に起こすことなど、人間でなくても出来る。

「音楽に対するコダワリは何ですか?」と聞いてその返答を記載するだけの仕事に、取材をする側として何のファンクションがあるのだ。場所まで指定されて、そこに乗っかって、それはおよそ人間のするべき仕事ではない

 

 

 

彼の雰囲気や他を圧倒する鋭いボケに屈することなく、徹底してインタビュアーとしてストロングスタイルを貫き、「リーマンマイク」という1つの「出来事」に潜む隠された側面を徹底的に洗い出す

 

 

その、音楽家として異質な、驚異的なスタンスを生み出すに至った、彼のインナーサイドに眠る想いや葛藤やコンプレックス、そして社会との折り合いによって複雑化した石原ロックフェスティバル氏の本質を紐解き、そして1つのストーリーとして彼を紡ぎだすこと、これこそが真のジャーナリズムだ 

 

 

 

音楽家である石原ロックフェスティバル氏の存在に、どこか尊敬や畏敬の念を抱き、どうしても彼の表現に迎合してしまいそうな自分を奮い立たせ、意気込んだ。その意気込み方は尋常ではない。バーニングファイヤーだ。 恐らく、サンリオピューロランドに行くべき人間ではない それでも私には信念があり、夢がある 

 

 

 

 

ジャーナリストでも何でもない阿呆が何故いきなりジャーナリズムを語り反骨精神を剥き出しにし始めたのか、当時の自分自身を、是非取材したい

 

 

 

 

しかし自らの不屈の姿勢に陶酔したジャーナリスト気取りの男性は断固たる決意で闊歩し、鬼の形相でチケットを買い、それを握りしめた右手の圧でチケット面した紙切れを木っ端微塵にし、周囲に存在する万物が私の熱気に気圧され溶け出していることを感じながら、それを意にも介さずゲートを通過し中に入った

 

 

 

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モワッと暖かい空気と可愛いBGM

 

 

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全身から未曾有のボケを放ち続けるスタイリッシュなアーティストと、それをスルーしピクリとも笑わない炎のジャーナリストを、メルヘンチックな雰囲気が出迎えた

 

 

 

 

 

3章:サンリオのキャラクター

 

 

私はサンリオのキャラクターは全く知らなかったが、ピューロランドにて、にわかの知識を獲得するに至った

  

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まず主人公であるハローキティの正式なスペルはHello Kitty である。日本語に直訳すると「こんにちは猫」

ないしもう少しビジネス寄りの環境であれば「お世話になっております脊椎動物亜門哺乳綱ネコ目所属 各位

 

 

 

ハローキティは、サンリオが生み出した非常にイノベーティブな生き物であり、その甲高い声と愛くるしい表情、そして圧倒的サイズ感で幼女達の心を鷲掴みにし、その世界ではカリスマ的な指導力を発揮している

 

ピューロランド内でも2頭身の彼女は圧倒的なオーラを発し、そこに群がる幼女達はその神々しい姿に完全にヤられ、半目状態でヨダレを垂らし、崇め奉り散らかしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

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こちらはマイメロディという名前の、非常にプロアクティブな女性である。もともとマイメロディちゃんという名前だったが、いつの日からかマイメロちゃんと呼ばれるようになり、余った「ディ」はフレ・マーキュリーとして活動していた売れない音楽家の元へ贈呈されたという言い伝えがある

 

 

 

 

 

 

 

と書きましたがスベってしまった模様なので一旦忘れて頂きたい

 

 

「ディ贈呈」のクダりは面白く無い上に意味も分からないし、上手いことも言ってないし、突拍子もないし、文脈もおかしいし、今見返しても数秒前の自分が恐ろしい。ああ恐ろしい怖い 申し訳ありません。声を大にして言わせて下さい

 

 

 

ディだけは決して、誰にも贈呈されていない

 

今後も、贈呈の予定は無い と

 

 

 

 

 

 

 

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こちらの男性はバットバツまるさんという名前の極めてユニークな方である。

こちらの男性については、サンリオ側の表明している注釈をそのまま添付させて頂きたい 「好きな食べ物は、銀座の高級お寿司とポリパリラーメン。パパはギャングのボスで、ママはチョー教育ママ。悪役スターのブロマイドを集めている。将来の夢は、社長になること。」 

 

 

 

 

 

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こちらはハローキティさんのオフィシャルな婚約者、ダニエル氏である。

詳細は不明だが、その容姿とファーストネームから、欧米の方であるという推測が出来る

 

これまで、ハローキティさん、マイメロディさん、バッドばつ丸さんが、非常にソフトなタッチで、概念図かのようにポップに描かれていたのに対し、このダニエル氏だけはご覧の通り全くもってリアルな表現方法で描かれており、これは妖精や妖怪ではなく哺乳類に分類されるべき生物であると理解

 

 

生物学者の世界では、頭部が異常な迄に発達した類人猿であるという捉え方が一般的となっている

 

  

 

 

 

4章:葛藤

 

これら斬新なキャラクターが戯れる世界で、唯一無二の天才アーティストと、炎の勘違いインタビュアーは、西へ東へ練り歩いた

 

 

時にキティちゃんの先祖の話を聞きに行き、時に謎の乗り物に乗る

 

 

一通り館内のアトラクションを巡り倒し、私はロック氏に指示されるままに一心不乱に彼の写真を撮り続けた。彼の意欲は凄い

 

 

「さあ、ここでも撮って下さい」「さあ、どうですか?イケてますか?」「ここでも1枚お願いします」「僕とキティちゃんのコントラストに注意して下さいね」

 

 

 

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最大限、他のお客様の迷惑とならないよう配慮しながら、これでもか、これでもかと渾身のポージングをブチかましてくる石原ロックフェスティバル氏を撮り、撮り、撮り、撮り続けること2時間、そしてその総写真数は290枚

 

 

 

意欲的な天才グラサンアーティストの意向のままに、手元には次々と謎の写真が溜まっていく。まずい

 

 

手に負えない

 

 

 

 

皆さんに、その時の私の独特な気持ちが伝わるでしょうか

 

 

不思議な写真が手元に溜まっていく、不思議な感覚

 

 

 

 

 

 

調理しようのない謎の素材だけが山積みになっていく、不思議な感覚

 

 

 

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きっと彼は最後、

「では上手いこと編集宜しく」 と言って去っていくんだろう

 

 

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そうそれはまるで、見た事のない調味料や聞いたことのない香辛料の類いをドッサりと手渡され、

 

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「じゃ、美味しいウズベキスタン料理楽しみにしてるよ」と告げられ厨房に放り出される

 

 

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そんな感覚に近い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうやめて下さい

 

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私が、

 

 

 

 

 

 

私が先ほどから写真を撮りながらピクリとも笑っていないことに

 

 

 

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気付いて下さい

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

私は溜まって行く写真を眺めながら、取材記事の、”あるべき” 完成形を想像する

 

 

 

そうそれはきっと、これらの写真を載せながら文章を添え、どうだ面白いだろうと言わんばかりのシュールな世界が紡がれた記事 

 

 

 

......メルヘンチックな椅子に腰掛けると彼はゆったりと語り始めた。 「音楽というのはやはり感性の爆発、つまるところそれらは全て、強い性欲から生まれる」 彼の落ち着いていながらにして力強い発言はピューロランドに木霊した... 

 

 

こんな感じだろうか

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

私は頭を抱えた

 

 

 

 

 

しかし、そのインタビュー記事に、どれだけの価値があるのか

 

 

 

 

何か、胸の奥でつっかえる、この違和感の正体は何なんだ

 

 

 

 

 

 

信念と銘打った歪んだエゴイズムと、目の前のアーティストが放つ世界観へのリスペクトは折り合いがつかず

 

葛藤が生まれた

 

 

 

 

 

5章:パレードは始まる

 

 

私の心の迷いを挑発するかのように、そのパレードは無駄にハイテンションで始まった

 

 

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名前は、「ミラクルギフトパレード」

サンリオピューロランドの一番の目玉イベントらしい

 

 

演出が豪華で、皆食い入るように見始める、突如会場に一体感が生まれた

 

 

 

 

 

私の心をくすぐったのは音楽やダンスではなく、チラチラと見え隠れするスポンサーの会社が、予想以上にイブシ銀だったことである

 

 

メルヘンチックな音楽に合わせて、伊藤ハムが登場

 

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そして、ノリノリの音楽で八千代銀行が登場した

 

 

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また、スポンサーの名前もさることながら、グデタマというヤル気無いです意識低いですキャラの男性には、

 

 

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確かな肛門が存在した

 

 

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可愛いキャラクター達が次々と登場し、「知恵の木」なる場所に集まり、優しさと思いやりに包まれた世界は、幸せに包まれる

 

 

そしてアクロバティックな演出のパレードは続く。ああ非常に、非常に悪くない ダンスもキレキレだ 

 

 

子ども達は、キイイイイティィィイイイちゃあああああん!!!!と絶叫している

 

 

 

 

 

そこに突如として、敵キャラが現れた

 

いかにも悪そうな黒い服を来た悪党達の、突然の襲来だ!!!

 

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可愛くポップだった音楽は突如としてダークネス丸出しの暗黒ミュージックへと早変わり、

 

今まで可愛く踊っていたキャラクター達は、無惨にも虐殺されていく

 

 

彼らは闇、暗黒、ダークサイドの象徴、 知恵の木から光を奪うべく襲いかかって来たのだ!

 

 

 

子ども達は悪魔を見て号泣、発狂、

 

そして極めつけは、正に文字通り諸悪の根源、黒い衣装を身に纏った、悪の女王様のお出ましだ!!!!

 

 

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光を失う知恵の木、右往左往するカワイーキャラ、泣き叫ぶ幼女達

 

 

しかし、救世主は現れる

 

 

 

 

 

 

「やめろおおおおおおっ!!!!!!!!」

 

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その声の主は、ハローキティの婚約者であるダニエル!!

 

  

 

 

 

「僕に任せろ、やっつけてやる!!」

 

 

待ってました!

 

 

正義のヒーローの登場だ!! 

 

 

 

 

 

 

6章:パレードは裏切る

 

 

パレードは、予想していたのと全く違う方向に進んだ

 

 

悪を成敗せんとする正義のヒーローであるダニエルの登場、彼の活躍により無事悪を倒し、知恵の木に光と平和が戻りました ちゃんちゃん

 

 

 

とは、いかない

 

 

 

 

「ダニエル、やめて!!!」とキティちゃんが叫んだ

 

 

 

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 「倒すなんてやめて!!」

 

 

 

 

...お? と皆が釘付けになる

 

 

 

 

 

 

「誰でも、暗い気持ちになる時はあるわ

 

でもいちごの王様は教えてくれた。優しさと思いやりの心があれば、どんな時も、誰とでも仲良く助け合って生きていけるって。

闇の女王とも仲良くなれるって、信じたいの」

 

 

 

 

...ほぅ

 

 

 

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「 みんなの思いやりと仲良くの心を、闇の女王に届けましょう!」

 

 

 

 

 

半分泣きながら、悪魔への恐怖や怒りに震えながら、迷いながら、それでもキティちゃんを信じて会場の子ども達は大合唱

 

 

 

 

すると、少しずつ知恵の木に光が戻ってくる

 

 

 

悪魔はキティちゃんの行動に戸惑い、そして崩れていく。「信じる心を閉ざして生きてきた。でもましももう一度微笑むことができるなら.... 」その後の悪魔が ”悪い存在” として表現されることは無い 

 

 

 

 

 

悪魔「何故..  光を取り戻すことができるのだ」

 

キティ「信じて力を合わせたから奇跡が起きたの!」

 

悪魔「信じた?何を信じただと?」

 

 

 

 

 

キティ「あなた達を!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 7章:その物語

 

キティちゃんの最後の言葉と、もう一度人を信じたいと言い悔やむ悪魔

 

 

私は確かに、自分の中に熱い何かが込み上げてくるのを感じた

 

 

 

 

そのパレードを見た子ども達は、何を感じたのだろう

 

 

 

善が悪を倒すという二元論的な捉え方を優しく否定し、

「どんな争いだって、立場が違うだけなんじゃないかな」と語りかけてくる

 

私には、そんな風に感じられた

 

 

 

 

パレードのクライマックスは、可愛いキャラクターと悪魔のキャラクターが手を取りあって踊り 皆で楽しく音楽を共にする

 

善と悪の区別は最後の最後まで非常に曖昧なまま、非常に危うく、でもそれらは大した問題ではないかのように描かれていく

 

 

 

 

会場の大人達が、子ども以上に感動している光景を見て、そしてふと考えてしまう

 

 

ああ、このメッセージは何も、喧嘩や戦争などの分かり易い ”争い” に向けて為されたというわけではないんじゃないか

 

 

 

普段、こうやって社会の中で必死に自分の拠り所を探し、社会人として、大人として、意見を発表する人間として、無意識のうちに自分の価値観を肯定し、

ただ漠然と、「これは良い」「これは悪い」と絶対的な物差しがあるかのように議論してしまう、全ての大人達へ向けた

  

サンリオからのメッセージなんじゃないか と

 

 

 

 

最終章:その男

 

2014年、サンリオの株主総会にて、10才くらいの女の子が質疑応答で手を挙げ、「株主優待がタオルばっかりなのでタンスに入りきれなくなりました。私的にはぬいぐるみがいいです!!」と堂々と社長に訴え株主皆から拍手喝采貰った

 

社長の辻信太郎氏は、「次回は、是非」 と前向きな回答

 

そして翌年2015年、サンリオは株主に、「サンリオ創立55周年記念」のぬいぐるみを贈呈することを発表、小さな女の子との約束を守った

 

 

 

 

 

これはサンリオの有名な美談だが、私の心に掴んだエピソードは、それではない

 

 

 

 

「どのような社会貢献をしているか、もう少し告知するべきでは」という株主からの質問に対し、

 

「そういうのはあれやってますこれやってますと自分から言うもんじゃないからねえ」とだけ回答したという、何とも言えないシンプルなエピソード

 

 

 

きっと、「より良い社会」というものに対して、本当に常人の数万倍近くも深く、真剣に考え続けている人なんだろうなあと、勝手な想像をしてしまう

 

 

 

 

サンリオキャラもろくに知らない私のような偏屈な人間の心にも深く刺さりこみ、そして何か優しいメッセージを授けてくれる

 

 

「サンリオ」という世界観

 

 

 

 

数多の困難の中、それを1代で築き上げた鉄人

 

 

 

 

 

 

 それこそが、株式会社サンリオの創業者、

 

 

 

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辻信太郎という男なのである。   

 

 

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

(P.S. 以上の原案を送ったところ石原ロックフェスティバル氏からは、「完璧です、私の思想が余すところなく表現されています」と返信を頂いた。取材記事としてはやや奇抜で少し失礼な仕上がりになってしまったが、石原ロックフェスティバルという圧倒的な人間の、”懐の深さ” だけは非常に婉曲的に表現出来たものと信じ、不器用ながら、

ギガント級のリスペクトを込めて –2016年某日)