もはや日記とかそういう次元ではない

そう、それは日記という既存の枠組みに一切捕われることのない、余りにも宇宙的でユニバースな、それでいてユニバーサルでユニセックスでリバーシブルな、日々の出来事を綴る、例のあれ。日記。

オコリンボウの「リンボウ」が極めてイノベーティブであり非常に高いポテンシャルを持つことを発見

 

した。

 

 

 

 

 

元来「怒る人間」というのはその性質上、他者へ多大なる不快感を与え、存在だけで辺り一面に険悪なムードを醸成する。

 

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怒り、憤り、憤慨、憤怒、激高、どれもネガティブなニュアンスを持ち、僕も、やたらと怒る人が、本当に苦手だ

 

 

 

しかし、そのような邪悪で野蛮な怒れる者達に対して稀に使用される、「オコリンボウ」というあの呼称を積極的に活用すると、どうだろう?

 

 

オコリンボウと呼んだとたんに、その瞬間、憤怒を縄張りにし他者のすくみ上がる姿を餌にしてきた物騒な野蛮人が、なんだかとても可愛く馴染みやすいキュートでプリチーな雰囲気を纏い始めたではないか。 

 

オコリンボウ オコリンボウちゃ〜〜ん♡

 

 

 

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「オコリンボウ」という単語の「オコ」の部分は、言う迄もなく「怒る」が転じたものであり、ここには邪悪な憤怒の要素がふんだんに詰まっている。

 

つまりこの、どことなくチャーミングでラブリーなニュアンスを加えたのは、紛れも無く、「リンボウ」なのだ

 

 

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この、「リンボウ」というテクノロジーに無限の可能性を感じずにはいられない。リンボウを駆使すれば、世の中のネガティブなイメージを、ことごとくラブリーでプリチーにできる

 

 

 

 

 ユスリンボウ

 

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人を脅し、相手の動揺につけ入って、無理やりに金品を出させる行為、「ゆすり」。街のゴロツキや不良達は、少し肩が当たったという理由だけで法外な慰謝料を請求してくるだろう。善良な市民であるあなたは、反社会勢力を前にしてただ怯え、生まれたての子鹿のように震えあがるのみ

 

 

しかしそんな輩に対しては、勇気をもって彼らを「ユスリンボウ」と呼んでみよう。いや、ちょっと肩が当たっちゃっただけじゃないですか、ユスリンボウちゃん! 

今までの恐怖が嘘だったかのように、ゴロツキを前に強く出れる自分を発見したはずだ。精神的なハードルは溶けて無くなり、慰謝料を請求するというゆすりを受けたことで精神的に深く傷ついたという根拠を持ち出して逆にユスリンボウちゃんに慰謝料を請求しおびえるゴロツキをゆすり倒す勇ましい自分に気付くだろう

 

 

 

 

 

セクハリンボウ

 

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異様な程ボディタッチ、執拗なセクハラによりあなたを苦しめる、セクハラ野郎。やつは社会に野放しにされた犯罪者であり、紛れも無く反社会的勢力の一派なのである。あのセクハラ男のせいで、あなたは鬱になりかけている...

 

しかし、そんな彼を、「セクハリンボウ」と呼ぶとどうだろう? 今までの嫌悪感が嘘だったかのように彼が可愛く、愛おしく見えてきたではないか。また〜あのセクハリンボウちゃんったら、もう♡ 

触られて嫌だなんて気持ちはどこぞの彼方、いまでは彼にどんどん触って欲しい。ああ揉んで欲しい、足りないわ、もっと欲しいの 

 

 

 

 

 

 

 

アナリンボウ

 

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毎夜、毎夜、嫌がるあなたに対してアナルセックスを強要し、あなたにトラウマを植え付ける恐怖の彼氏。

いつからか、彼と過ごす夜が怖くなってしまった。しかしアナルを攻められれば攻められる程、アナルを傷つけられるほどに彼氏への執着は増して行き、逃げることも受け入れることもままならない貴女の精神は、いまにも崩壊をむかえようとしている

 

しかし携帯を取り出し、そんな彼の名前を、「アナリンボウ♡」と登録しなおしてみよう。今までの嫌悪感が嘘だったかのように彼が可愛く、愛おしく見えてきたではないか

彼になら... お尻を、お尻を攻められたい! あんなに嫌だった筈のアナルセックスが、いまでは心底楽しみ。

 

みさせてね?今夜は私に。 あなたとわたしの、アナルナイトメアファンタジードリーム

 

 

 

 

 

 

ゴキブリンボウ

 

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そのグロテスクな容姿と俊敏な動きにより、あなたに本能レベルでの不快感を与えるゴキブリ。今年もこの季節がきてしまった、奴が、出るかもしれない。部屋のすみでゴソゴソという音が、あの音が、怖い

 

 

しかし彼らを「ゴキブリンボウ」と呼んでみるとどうだろう? 今までの嫌悪感が嘘だったかのように彼らが可愛く、愛おしく見えてきたではないか。いままでの不快感は一体なんだったのか、こら!ゴキブリンボウちゃんったら♡ もう!♡

 

ああ、かわいいゴキブリンボウちゃん、ずっと見てたい、ペットにしたい、くすぐりたい、なめたい、目に入れても痛く無い。今夜も、部屋の片隅のごそごそを、あなたが来る時のとっておきの合図を、わたし待ってるの。夜もねむらずに。わたし、まってるの

 

 

 

 

  

 

 

アナリンボウ

 

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そう、彼は生粋のanalyst。とにかく分析が好きで、趣味はGoogleアナリティックスをイジり倒すこと。彼は、データが好き。彼は、データの海で溺れたい。彼は、あなたとのデートの時間もそっちのけで、分析し続けている

 

 

 

私とデータ、どっちが大事なのよ などとあなたが泣いてみたところで、何の意味もない。

 

「君が、“私とデータどっちが大事なのよ” と聞くときは、質問した時点で既に君が不快な心境である場合が多い。その率は直近の7ヶ月でいくと実に96.6%。なお、僕がその質問に対して “お前だよ” と答えたところその全ての場合に対し “態度で示せ” と言って憤慨し、 “データだよ” と答えたところその全ての場合に対して “ありえない” と言って憤慨したことが、確認された。

 

これは一見、二択の質問をしているように見えて、私をもっと大切にしろというある種の命令であり、加えて君が別件にて憤慨しているという事実を伝えたいが為の不器用な婉曲表現であると分析している。その点、どうかな?」

 

彼は目もあわさず、いつまでもアナリティックスをカチャカチャやっている

 

 

 

 

もう、何を言っても、彼には通じない。アナライズだけが、彼の生き甲斐。彼には、人間的な要素は何もない。彼が何を考えているか分からない、もうこんなアナリストとは付き合えない。ありえないわ、辛い

 

 

 

そんな時は、携帯を取り出し、彼の名前を、「アナリンボウ♡」と登録しなおしてみよう。

今まで彼に抱いていた嫌悪感が嘘だったかのように彼が可愛く、愛おしく見えてきたではないか。彼になら... お尻を、お尻を攻められたい!

 

 

あんなに嫌だった筈のアナルセックスが、いまでは心底楽しみ。ああ、アナルセックスが楽しみ、今夜はどんなアナルセックスで楽しませてくれるのかしら?アナルアナル♪ア〜ナルアナル♪ ん? アナル? NO!アナルエクセレントワンダースプラッシュボンバイエ! Wow, アナルエクセレントワンダースプラッシュボンバイエ!!me, too!hold me tight!!!!