もはや日記とかそういう次元ではない

そう、それは日記という既存の枠組みに一切捕われることのない、余りにも宇宙的でユニバースな、それでいてユニバーサルでユニセックスでリバーシブルな、日々の出来事を綴る、例のあれ。日記。

最後に母親とキスをしたのは、いつだろうか?

 

 

とても小さい時だったと思う。それがいつだったか、まったく思い出せない。

 

 

 

まったく思い出す必要がないし、まったく思い出せない。

 

 

まったく思い出したくないし、まったく思い出せない。

 

 

 

ただひとつ言えるのは、当時の俺はまだ幼くウブだったから、母親とのキスの最中、舌を入れるのを躊躇してしまったであろうということ。

 

結果、ディープキスを拒まれた母は深い悲しみを感じ、母と俺との相互愛には亀裂が走り、2人の親子関係は音を立てて崩れた。

数年後、母親が俺の遊戯王のデッキを捨てるという歴史的大事件が起こったが、おそらく彼女が俺にディープを拒まれたことと何かしら関係があるに違いない。

 

 

今でも俺は悔やんでいる。あそこで舌さえ入れていれば、しっかりディープをしていれば、恐らく俺の「人造人間サイコショッカー」が捨てられることはなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

そして今、もうひとつ確実に言えるのは、母親はきっとこの記事を読んでしまうだろうということ。

生々しい、キスの後悔についての激白。こんなものを読んでしまったら、つぎ俺に会う時に、母親が俺のことを “異性として” 意識してしまうかもしれない。

 

 

すると、ふとした瞬間に、母と俺は何十年かぶりのキスをしてしまうだろう。濃厚な接吻。

 

 

その現場を父親が見てしまったら、母と俺の関係を疑った父が、嫉妬に狂うゴリラと化すに違いない。

 

 

母親と俺との関係に猛る父親は、母親と俺のどちらを責めるべきなのか分からず、気が動転し、色々と考えた結果、俺にキスを迫ってくる可能性が高い。父親と息子との激しいキスが勃発し、我々は躊躇せずに舌を入れ合う。パニックに陥った母親もそこに加わり、3人がベロベロと舐め合い、これにて地獄の三角関係が完成するのだ

 

ふらっと入ったリビングでベロベロとお互いの唇を求め合う情熱的な父・母・兄の3人を見つけ、妹はどう思うだろうか? きっと圧倒的な家族愛に感心する傍ら、少しばかりの疎外感を感じるに違いない。

 

妹は3人の間に割って入って四方八方にベロベロしはじめ、さらに、そこに我々の最後の家族であるミシシッピアカミミガメが加わり、5人揃ってエグゾディア、やったよ、ついにやったよ俺たちエグゾでぃわjぽけ:あkぶcあgっはっっhrlpw もうこれ以上は書きたくないので「公開」ボタンを押すことにします

 

 

書き始めて数分しかたっておらず、無念の極みであります。さようなら